2013年御翼2月号その4

「ひと言でいいのです」

神から与えられた希望、そして恵み・祝福を、否定せずに、ひと言でもいいから、人々にも語ろう。以下は、信仰の人たちが語った「ひと言」である。『ひと言でいいのです』(フォレストブックス)より

チャールズ・シュルツ(スヌーピーの作者)
ルーシー  時々、あなたはどうして犬なんかでいられるのかと思うわ…
スヌーピー 配られたカードで勝負するっきゃないのさ…それがどういう意味であれ

 ビーグル犬のスヌーピーは、アイスホッケーを楽しみ、戦闘機まで操縦し、時には人間以上に思慮深く、どんな女性にも紳士的に振る舞います。そんな彼でも、チャーリー・ブラウンからドッグフードをもらわなければ生きていけず、ボールが転がれば追い かけずにはいられない犬の習性を持っています。けれども、配られたカードが悪いと文句や言い訳を並べる人間たちに比べて、悲哀も含めて犬としての生活を楽しんでいるスヌーピーの潔いこと。さえない自分にため息をつくチャーリー・ブラウンや、がみがみ屋のルーシーの鼻先をなめて怒られつつ、彼らを元気づけているようです。「真価が問われるのは、勝敗の行方でも得点でもなく、そのカードでどんな戦いをしたかじゃない?」と。
「たとえ負け戦であっても、よい戦いをしたい。」ゴッホ

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